年末年始の伝統パスタ作りおき「トルテッリーニの会」

生ハム入り小さなラビオリ「トルテッリーニ」

Tortellini al prosciutto tradizionali

12世紀のボローニャでは「クリスマスにトルテッリーニ」を食べていたと記載があり、少なくとも15世紀には定着していたとされる、ヴィーナスへそと称されるエミリア・ロマーニャ州のトルテッリーニを作ります。

年末年始にあると幸せになれるトルテッリーニは、イタリアでも特別な機会に手作りされてきた伝統あるパスタです。

生ハム、モルタデッラなど豚肉とパルミジャーノチーズを詰めものにして、たくさん作りおきします。

クリスマスホリデーのパスタとして、そのままソースを合わせたり、スープパスタに入れて楽しむ小さな宝石と言われるトルテッリーニを作りながら、今年のパスタ納めにいらしてください。

トマトクリームソースの「トルテッリーニ・アル・フォルノ」

Tortellini al forno alla crema di pomodoro

トルテッリーニのもう一つの贅沢な楽しみ方として、オーブン焼きにする食べ方もご紹介します！

トマトクリームソースとパルミジャーノレッジャーノを合わせて焼き上げた「トルテッリーニ・アル・フォルノ」は、クリスマスカラーなので、そのままクリスマスメニューにして頂くのもOK！

大人から子供まで、みんな大好きな味なので、これからの季節に、持ち寄りパーティーや帰省の際にも喜ばれると思います。

トマトの旨みとコクをプラスしたトマトクリームソースをお一人ずつ作り、お持ち帰りいただきます。

スープパスタ「トルテッリーニ・イン・ブロード」

Tortellini in brodo

ブロードで煮込んで食べるのがトルテッリーニ本来の王道の食べ方です。

トルテッリーニを作ったら、やっぱりお肉で出汁をとって「ブロード」を作り、手作りのトルテッリーニと煮込んで生地に旨みたっぷりのブロードの味を染み込ませて食べることを忘れてはいけません！

年末年始のごちそう続きの合間に、ちょっとひと息入れたい時に登場するスープパスタは、イタリアでも元日のランチで食べる家庭が多いと聞きます。

オーブン焼きとはまた違う、クラシックな楽しみ方も毎年の恒例行事として、今年もコトコトパスタ教室でもご試食いただきます。

パルミジャーノチーズのフリット「ボンベッテ・パルミジャーノ」

Bombette al parmigiano

チーズとワインが好きな方におすすめの「ボンベッテ・パルミジャーノ」を作ります。

パーティーシーズンのこれからに便利なアンティパストで、チーズと胡椒を丸めてオリーブオイルで揚げたシンプルで美味しい一品です。

チーズの爆弾という意味のボンベッテは、年末年始の乾杯前のちょっとしたおつまみにぴったりで、色々なチーズで作ることもできる万能つまみをご紹介します。

サラミのチョコレート菓子「サラーメ・チョコラート」

Salame di cioccolato

イタリアとポルトガル発祥という説を持つ郷土菓子「サラーメ・チョコラート」を作ります。

砕いたクッキーやチョコレートを合わせ、オーブンで焼かないで仕上げるお菓子は、手軽で美味しいことからイタリア全土に広まり、イースターやクリスマスシーズンに楽しむ幸福のスイーツとされています。

昔は保存性を高めるため、ラム酒などアルコール入りが多かったのですが、今はアルコールが入らないバージョンも増え、今回のレッスンでもアルコールなしで作って誰でも楽しめるお菓子にします。

作りおきして冷やしておけば、日持ちもする「サラーメ・チョコラート」、どうぞお楽しみに！