マレンマの田舎風リボンパスタ「パッパルデッレ」とラグー・ビアンコ

マレンマの田舎風リボンパスタ「パッパルデッレ」

Pappardelle maremmane rustiche

トスカーナ州マレンマ地方発祥の「パッパルデッレ」は、中世時代から食べられてきたリボン状のパスタ。

「食べる」が名前の由来ともされ、味の濃いソースや、ミートソースと相性が良く、イタリア中で愛されすぎて11月9日は、パッパルデレデーまで存在するほど。

タリアテッレと混同されがちですが、タリアテッレより明らかに幅が広いパッパルデッレ。滑らかな生地の食感がおいしい手打ちパスタを作ります。

パスタマシンがなくても作ることができる基本のロングパスタを粉から伸ばし、成形まで実習形式でお楽しみいただきます。

トスカーナ伝統白いミートソース「ラグー・ビアンコ」

Ragù bianco tradizionale toscano

イタリアにトマトが伝わる1500年代半ばまで、ラグーといえば、白いラグーが主流でした。

いまやイタリア料理の定番となったボロネーゼソースよりずっと前からパッパルデッレに合わせて食べられてきた「ラグー・ビアンコ」を作ります。

中世時代から食べられてきたのではと噂される肉と野菜を煮込んで作るクリーミーなラグーソースをお一人ずつ実習します。

パスタだけでなく、パンにのせてブルスケッタにして楽しむのもおすすめのラグー・ビアンコを作りましょう。

鶏肉と茸のソテー「スカロッピーネ・アイ・フンギ」

Scaloppine ai funghi

秋が近づくと思い出すフィレンツェの義母の得意料理「スカロッピーネ・アイ・フンギ」を作ります。

鶏肉と茸をソテーし、トスカーナの台所の定番ハーブミックスを加えて作るシンプルで美味しい家庭料理です。

はっきりした主張あるパスタの後に食べるのにぴったりのメニューで、パッパルデッレとセットで食べることが多いように思います。

組み合わせや流れがポイントのイタリア料理は、家庭でもやはりルールがあり、この一品は、まさにここ！という存在感が楽しめます。

イタリアの実家の味をデモンストレーション形式でご紹介します。

りんごとレモンの「トルタ・クレモーザ」

Torta cremosa alle mele e limone

りんごとレモンのクリーミーなケーキ「トルタ・クレモーザ」を作ります。

素朴で優しい家庭の味に包まれたりんごのケーキで、クリーミーさが特徴のレシピをご紹介します。

クリーミーのポイントは、イタリアならではのリコッタチーズ入り！

クリームチーズほど重くなく、軽やかなチーズとりんごのコントラストが楽しめます。

日々のちょっとしたおやつや、朝食にもおすすめの秋のイタリア菓子もどうぞお楽しみに！