ヴェネツィア海の幸の定番イカスミパスタ「ネーロ・ディ・セッピア」

リングイネ・アル・ネーロ・ディ・セッピアとヴェネツィア風イカスミのソース

Linguine al nero di seppia alla veneziana

イタリア語で「ネーロ・ディ・セッピア」と訳されるイカスミをパスタにもソースにも使って魚介の旨味が凝縮された一皿を作ります。

イカスミ入りのパスタは、練りこむことで歯ごたえが生まれ、噛むたびにイカスミの香りがするので海の幸好きなイタリア人を魅了してきたパスタです。

切り口が楕円形のロングパス「リングイネ」にイカスミを加えたパスタは、粉をこねるところから成形までおひとりずつ実習します。

乾燥パスタよりも茹で時間が短いのも魅力のひとつで、魚介のソース、トマトソースなどとの相性も良いため、様々なソースに合わせて一年中楽しむことができます。

今回は、軽い仕上がりでいくらでも食べられそうなイカスミのリングイネには、水の都ヴェネツィアを代表する「イカスミのソース」を合わせます。トマトベースのソースにイカスミを加えることでコクが生まれ、旨味たっぷりの王道ソースを作りましょう。

イカスミのストライプのファルファッレとイカのビアンコソース

Farfalle al nero di seppia al sugo bianco

イカスミ生地で作ることができる見た目もかわいい「イカスミのストライプのファルファッレ」をご紹介します。

ファルファッレは蝶の形をしたパスタ。今回は、イカスミとプレーンな生地を合わせてストライプ模様のファルファッレを作ります。

パスタ生地を何色かの生地で縞模様にするのは手間がかかる作業ですが、楽にシマシマを作る技をデモンストレーション形式でご紹介します。

見た目だけでなく、食感も色ごとに違うのでひとつでふたつ美味しいパスタです。

ソースは、「イカのビアンコソース」を作ります。ボンゴレビアンコではなく、イカと白ワインを煮込んだソースでシンプルな美味しさが自慢のレシピです。

パスタソースとしてだけでなく、そのまま食べても美味しいソースをご紹介しますのでお楽しみに！

セモリナ粉のさくさくイカのフリット

Frittura croccante di calamari

イカフライをイタリアンにアップグレードしたいときは、セモリナ粉で作るのが美味しい法則。

現地では、「フリットゥーラ・ディ・カラマーリ」と呼ばれるイカを揚げたイタリア定番のフリットを作ります。

セモリナ粉があればさっと作ることができ、カリカリに揚がるので我が家でもよく作る一品です。

このフリットの嬉しいところは、あまり揚げ油がはねないこと。

美味しいオリーブオイルで揚げることで旨味も風味も倍増！いか以外に、エビ、白身魚でも作ることができるおつまみに最適な一品をお味見いただきます。

カプリ島のアーモンドとチョコレートの「トルタ・カプレーゼ」

Torta caprese al cioccolato e mandorle

カプリ島発祥の「トルタ・カプレーゼ」を作ります。

カプレーゼは、トマトとモッツァレラ、バジルの意味だけでなく、「カプリ島風の」という意味も併せ持っています。

カプリ島風のアーモンドとチョコレートのケーキは、小麦粉をうっかり入れ忘れたケーキを焼いたところ、とてもおいしくできたのが始まりと言われています。

アーモンドとチョコレートをベースに作るため、グルテンフリーのケーキとして近年、世界中から注目されています。

ガトーショコラとはひと味違った、フィナンシェのような食感のケーキ「トルタ・カプレーゼ」をご試食いただきます。

お持ち帰り分・その他

Per casa e varie

ご試食にはパスタ2種、イカのフリット、ケーキの他、ワイン、エスプレッソが付きます。

ご自身作られたリングイネは、お持ちいただいたタッパーに入れてお持ち帰りいただけます。

イカスミソースはこちらで用意した袋に入れてお持ち帰りいただきます。

レッスンの流れ

• ケーキ、イカのフリットのデモンストレーション
• ファルファッレ、ビアンコソース作りのデモンストレーション
• リングイネ作りのデモンストレーション
• 各自リングイネ作り実習
• 各自イカスミソース作り実習
• ご試食