クリスマスのポルチーニ茸とサルシッチャのリゾット・イン・チャルダ・ディ・パルミジャーノ

カリカリパルミジャーノのチャルダとポルチーニ茸とサルシッチャのクリスマスリゾット

Risotto con porcini e salsiccia in cialda croccante di parmigiano

カリカリ食感とクリーミーなリゾットのコントラストが絶妙なクリスマスのリゾットをお一人ずつ実習するレッスンを開催します。

ポルチーニ茸とサルシッチャを加えたリゾットは、イタリアのレストランで働いていたとき、クリスマスの特別メニューで提供していた豪華なひと皿。パルミジャーノレッジャーノチーズで有名なパルマ地方にあるそのお店では、「チャルダ」と呼ぶパルミジャーノチーズをカリカリに焼いたものを添えていました。

このカリカリチーズを添えることでリゾットがさらに美味しくなるのでレストランでも大好評だったメニューを再現します。

さらに今回は手に入りやすい日本のお米を使ってご家庭で再現できるリゾットを作ります。教室では一人ずつ作るので他の方との火力や少しの違いを比較することで今後のヒントにもなり、リゾットのレッスンはみんなで作ることが上達のコツだと思います。

リゾット作りは基本のルールがあり、レッスンでそのルールを覚えれば意外と簡単に作ることができるのでクリスマスやフェスタのメニューに一役買ってくれる特別なリゾットをぜひ、マスターしにいらしてください。

ランゲ地方の米入りスープラビオリ「リス・エ・コイ」

Ravioli in brodo ris e còj delle Langhe

イタリアワインの王様バローロの産地で有名なピエモンテ州ランゲ地方。この地で作られてきた小さな小さなスープ用のラビオリ・アニョロッティが「リス・エ・コイ」です。

リスは、ピエモンテ方言でお米のこと。コイは、キャベツ。この二つの食材を合わせてクリーミーな詰め物にし、生パスタ生地で包んでラビオリを作ります。

クリスマスにこの地で食べられてきたパスタで、今はイタリアでもベジタリアンの間でも人気があるヘルシーなラビオリです。

リゾット作りでも必要な出汁「ブロード」の中に入れて煮込んだり、バターソースやラグーなどと食べても美味しいのも嬉しいポイント。

数あるスープラビオリの中でも優しい味わいのイタリアンなので年末年始の豪華な食事の合間に大活躍してくれると思います。ご自宅にある材料で作ることができる「リス・エ・コイ」、どうぞお楽しみに！

とろけるチーズ入り「ポルペットーネ」のオーブン焼き

Polpettone con cuore di formaggio filante

イタリア版ミートローフを「ポルペットーネ」と言います。大きなハンバーグの塊のような「ポルペットーネ」にイタリア産のとろけるチーズを入れて包み、オーブンで焼き上げて作るおもてなしにも作りおきにもオススメの肉料理をご紹介します。

特別な機会に登場するポルペットーネは、ハンバーグよりも柔らかく、チーズも入ったリッチな味で子供から大人までみんな大好きな肉料理です。

挽き肉をまとめてオーブンで焼き上げるだけなので忙しいおもてなし準備の際にも手軽に作ることができ、一緒に野菜をグリルすることもできます。

ちなみに我が家ではこの料理の付け合わせは何にする？とイタリア育ちの夫に聞くと「絶対にマッシュポテト！」と返されます。確かにマッシュポテトとの相性も抜群な一品でとて豪勢で美味しい「ポルペットーネ」をご試食いただきます。

イタリア定番クリスマス菓子「パネットーネ・ミラネーゼ」

Panettone classico milanese

ミラノ発祥と言われる「パネットーネ」は、イタリアのクリスマスには欠かせない伝統菓子です。

レーズンとオレンジピールを練りこんだバターと卵をたっぷり入れた生地を発酵させ、焼き上げたパネットーネを手作りします。

昨年好評いただいたパンドーロに続き、今年は我が家の自慢のパネットーネをご紹介します。

私たちのレシピは、夫のおばあちゃんのレシピをもとに家庭で作りやすい配合、製法を用いるべく改良してきたもの。それをイタリアの血が流れる家族にあれこれ批評され、見つけたこだわりポイントをお伝えします。

日本でもたくさん売られるようになり、買うこともできるクリスマス菓子ですが、自分で選んだ小麦粉、イースト、バターなど材料にこだわりたいなら絶対に作った方が良いと思います。

自家製クリスマス菓子で楽しいひとときを迎えるための準備のレッスンになれば嬉しいです。

サフランリゾットのチーズグラタン「リーゾ・グラティナート」

Riso gratinato allo zafferano e formaggio

お一人ずつ作っていただくリゾットは、チーズグラタン「リーゾ・グラティナート」に仕上げてお持ち帰りいただきます。

イタリア版ドリアとも言えるリゾットを使ったお米のオーブン焼き。日本で見かけるドリアより、リゾットがベースだと味がしっかりしていてお米部分も美味しいのが特徴です。

熱々の焼きたては格別ですが、リゾットのおかげで冷めても美味しいのでお弁当に入れても喜ばれます。

リゾットのリメイクレシピとして、作りおき料理としてとても便利でオススメです。

今回のお持ち帰り分約4人前相当は、レッスン後に冷凍しておけばクリスマスや忙しい師走にさっと焼くだけで食べることができます。

レッスンで楽しくお味見いただいた後は、持ち帰ってご自宅でもワンランク上のリゾットの味をお楽しみいただけるよう手間をかけて美味しいグラタンに仕上げたいと思います。