イタリアイースター菓子のコロンバ

私はイタリア人と結婚してから意識するようになったイースター。

イエス・キリストが復活した日を祝うイタリアの宗教行事であるイースターの日は家族が集まり、復活祭を祝したメニューで昼食を楽しむのがイタリアスタイル。

その時の締めくくりに登場するのがイタリア菓子「コロンバ」です。

コロンバとは、復活祭のイメージである鳩の形をした焼き菓子です。

パンドーロのようなリッチな生地のパン菓子ですが、特徴は表面にかかったメレンゲ。

卵白と砂糖、アーモンドプードルで作るメレンゲ生地をのせて焼き上げたので表面はカリッと甘く、パン生地の美味しさを倍増させてくれます。

夫は子供の頃、この上だけをイースター前にこっそり食べ尽くして怒られたこともあったほど、魅力的なメレンゲがかかったお菓子です。

クリスマス菓子パネットーネはレーズン入りを見かけますが、コロンバは多くが「カンディーティ(=オレンジなどの果物の砂糖漬け」入りが主流。

ちなみに我が家は子供受けが良いチョコチップ入りが定番になっています。

昔は、イタリアからイースターエッグのチョコレートとともに送ってもらっていましたが、送ってもらって味わうものから、今は「作って楽しむ」お菓子となっています。

行事ごとにお菓子があるイタリアの子供達はなんて幸せなのだろう!と思います。

今年はコトコトパスタのイタリア料理教室でもデモンストレーションにてご紹介しますのでお楽しみに。

レッスンを見る