新イタリア料理レッスン「作りおき工房」

手打ち生パスタ教室「コトコトパスタ」、新しいイタリア料理レッスンを始めます。

テーマはイタリアンスタイルの「作りおき」で「作りおき工房」クラス。

忙しい毎日の暮らしの中で、作っておけば便利なパスタソース、オイル漬など、イタリア式保存食をテーマにしたイタリア料理教室レッスンを開催します。

時間があるときに、まとめて作っておけば、さっと食事の用意ができる瓶詰めソース。でもひとつひとつ材料を揃えるのが億劫だというお声をいただき、せっかくなので皆さんで集まって楽しく作れないかなと思い、この新しいクラスを設けることにしました。

自分の口福のために、家族の健康のために作りたい保存食。私だったら何の材料を使うか?を常に考えながら、厳選した食材を用意し、家にあったら嬉しい自家製トマトソースやミートソース、バジルペーストなどのペーストなどを作る会にしたいと思っています。

季節ごとの野菜を使ったカポナータやペペロナータなどの煮込み料理、旬の野菜のオイル漬、パンやお菓子など、おうちのパントリーをイタリア料理の保存食でいっぱいにして手軽でグルメな毎日を送るお手伝いができれば嬉しいです。

そもそも我が家のイタリア式保存食、作りおきの知恵は、フィレンツェの義母から譲り受けました。

「FRUTTA E VERDURA, MEGLIO SE DI STAGIONE(=野菜と果物は、旬の方が良い)」という言葉を語ってくれたフィレンツェのマンマは、季節ごとに野菜を保存してきました。

義母にインタビューしつつ、記憶を思い出しながら季節ごとの義母のメニューを書き出してみます。

  • 1月 キャベツ、フェンネルをオイル漬や酢漬けに。冬野菜のミネストローネ。
  • 2月 オレンジやレモンをシロップ漬けやジャムに。
  • 3月 黒キャベツをペーストに。にんじんのオイル漬もこの時期に。
  • 4月 アスパラ、グリンピース、そら豆、セロリ、小玉ねぎなどを酢漬けやオイル漬に。
  • 5月 アーティチョークのオイル漬、アスパラのペースト。 ドライセージを作ったり、オイル漬に。
  • 6月 イチゴジャム、ズッキーニはペーストやオイル漬に。緑のトマトでジャムに。
  • 7月 バジルペースト。チェリーやアプリコットのシロップ漬。トマトソース。トウモロコシも水煮にして瓶詰め。
  • 8月 トマトソース、ポルチーニ茸のオイル漬。パプリカのオイル漬。メロンをシロップ漬に。
  • 9月 トマトソース、ナスのオイル漬。ぶどうをシロップ漬にしたり、干しイチジクも。
  • 10月 リンゴを干したりジャムにしたり、バルバビエートラを酢漬けに。きのこのラグー作りも。
  • 11月 冬中楽しむミートソース作り。豚肉のオイル漬も。栗のジャム。収穫したオリーブをオイル漬に。
  • 12月 カリフラワーのオイル漬、アーティチョークのペースト。ミネストローネや豆を水煮にして保存。

書ききれないほど、どんどん出てきてびっくりします。日本でも入手しやすくなったイタリア野菜を使って、義母に負けずに作りおきしていきたいです。

日本には日本の知恵や伝統料理があるように、イタリアにはイタリアらしい知恵がつまった保存食を作る楽しさを共有できるクラスになればいいなあと思っています。

手打ちパスタだけではなく、毎月、色々なイタリア家庭料理を作っていきたいと思っていますのでどうぞお楽しみに。

レッスンの詳細は近日中にホームページに載せたいと思いますのでどうぞご覧ください。

作りおき工房