
🌶️ 美味しいペペロンチーノのパスタが食べたい!と家族に言われたことがある方、私も含め、結構多いのではないかと思います。
中部イタリア・トスカーナの田舎に住む夫の伯母が営むレストランで料理上手な伯母が作る「アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ」のパスタが絶品だと訪れるお客が絶えないという話を聞き、イタリア人なら誰でも作れそうなペペロンチーノのパスタを求めて連日予約が殺到する、その美味しい作り方を教えてもらいました。
すると確かに美味しく、何度作っても失敗しない奇跡のレシピでした。
週末の夜遅くにささっとパスタを楽しみたい時、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノのオリーブオイルのからまったスパゲッティの味が恋しくなった時、さっと作れて絶対に失敗しないおすすめのレシピをご紹介します。

ヘルシーな料理作りにおすすめのトスカーナ産オリーブオイル
レシピ材料(2人分) | |
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スパゲッティ | 160g |
にんにく | 2かけ |
水 | 50g |
オリーブオイル | 25g |
イタリアンパセリ | 小さじ2 |
赤唐辛子 | 適量 (おすすめは小さじ1/4) |
塩 | 適量 (おすすめは小さじ1/4) |
パスタを茹でる粗塩 | 24g |
調理時間:約25分

ステップ ①
にんにくの皮をむき、2つ割りにして芽を取り除く。
ポイント:にんにくの量はお好みで増やしても良い。

ステップ ②
にんにくとかぶるくらいの水を鍋に入れ、火をつけて3分茹でる。ざるに茹でこぼし、再度にんにくとかぶるくらいの水を鍋に入れ、火をつけて3分茹でる。これをトータル4回繰り返す。
ポイント:これを繰り返すことで臭みがとれ、消化しやすくなる。

ステップ ③
水、オリーブオイル、にんにくを入れ、ブレンダーでポタージュ状にする。
ポイント:この「にんにくオイル」は、冷蔵で2日、冷凍保存もできるので作り置き可能。ブレンダーがない場合は、にんにくをフォークで潰し、水とオリーブオイルと合わせて泡立て器でぐるぐる混ぜて乳化させる。水はできるだけ冷たい水の方が乳化しやすくおすすめ。

ステップ ④
3リットルの水と粗塩24gを鍋にれ、沸騰させる。スパゲッティを茹で、表示時間より1分早く取り出す。
ポイント:茹で塩の量は水1リットル当たり8gが適量。茹で鍋に応じて水と塩の量は調節する。

ステップ ⑤
フライパンに③のにんにくオイル、イタリアンパセリ、赤唐辛子、塩を入れる。
ポイント:パスタが茹で上がるまでは火をつけない。赤唐辛子はクラッシュされた粗みじん切りがおすすめ。

ステップ ⑥
茹でたスパゲッティをフライパンに加え、強火で水っぽさがなくなるまで約1分炒める。
ポイント:クリーミーな仕上がりになるよう、空気を含ませるように混ぜるように炒める。

ペペロンチーノのポイントは乳化
乳化がキーワードのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノですが、家庭でさっと作る時に乳化しきれずにスパゲッティを加えてしまい、お皿がオイルっぽくなるという経験はありませんか?
乳化という仕上げで失敗しないために今回のレシピのようにオリーブオイルと水、にんにくを先に乳化させておくことで「スパゲッティと混ぜるだけ」でしっかり乳化したクリーミーなペペロンチーノが作れます。
せっかく風味をつけたペペロンチーノのオイルがお皿に残ってしまうのはもったいない!きちんと乳化させたオイルは、スパゲッティによく絡み、パスタ1本1本にオイルの味がくっついてくれるのでとても美味しくなります。

20年近くイタリア人の妻として何度も作って欲しいと頼まれ、作る度に塩が多い、辛すぎる、乳化がうまくいかないなど繰り返しダメ出しをされてきたアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。
ダメ出しされる度にとても悔しく、いつでも同じように美味しいパスタが作れるようになりたいと思い、フィレンツェの料理上手な義母や親戚に相談し、やっと出会えたのがこのレシピです。
何度作っても、毎回美味しくできるので嬉しくなり、気がついたら自分への小さなご褒美の日はいつもペペロンチーノを作るようになっていました。シンプルな料理から伝わるこの幸せな気持ちを共有したいと思い、レシピを書きました。
イタリア人の裏技でペペロンチーノなんて簡単だろうと思っているご家族をあっと言わせてください!誰でも失敗しないでペペロンチーノの達人になれるおすすめレシピですので是非、お試しを!
パスタ教室 ペペロンチーノ