イタリア・トスカーナ産「ペコリーノトスカーノ」チーズ

フィレンツェに娘を送り届けて帰ってきた夫の荷物より、私の大変勝手ながらオススメの買い物リスト・イタリアのスーパーマーケット編を書き記して、美味しいトスカーナ産「ペコリーノトスカーノ」チーズとイタリア料理に欠かせない「脇役食材」をご紹介します。

まず、イタリア・トスカーナに行ったらこれは買わなきゃ!「PECORINO TOSCANO・ペコリーノトスカーノ」。羊のチーズです。

料理などでも使うペコリーノロマーノは日本でもそれほど高くなく買えるので買わなくて良し!ですが、トスカーナのペコリーノは絶対いります。

日本ではなかなか買えないだけでなく、買えても高いです。

しかしフィレンツェのスーパーなら、熟成タイプも色々、手頃な価格で買えます。いつも買うのは、保存が長くきく「スタジョナート」タイプ。セミハードなペコリーノでワインのお供に最高です。

干し草に包まれた「ペコリーノトスカーノ」チーズ

それに加えて今回は真冬なので、熟成短めのソフトタイプで、干し草で包んで熟成されたペコリーノと赤ワインにつけて熟成したペコリーノチーズを。

びっくりするほど香りが強くておいしかった実家の牛小屋を思い出す、懐かしい味がしました。

イタリア行ったらとりあえず、チーズ!と思っている方にオススメしたいです。

イタリアチーズは、昔と違って日本でも質の良いパルミジャーノや美味しいモッツアレラも手に入りますが、ペコリーノトスカーノだけは別格です。

ミルキーで塩分もロマーノほど強くないし、臭みもほとんどないので食べやすく、すごーーーくBUONO!!!です。

機会があったらぜひお試しを!

イタリア産松の実、ナツメグとレンズ豆

次はイタリア料理に欠かせない「料理の脇役食材」です。

まず、松の実。イタリア産トスカーナだとピサの斜塔で有名なピサ産だったり、フィレンツェ近郊の丘やキアンティ産などが入手可能。少し高いけれどオーガニックBIOの松の実が個人的なオススメ品。

日本だと中国産がほとんどで、イタリア産ともなれば5倍くらいの値段になります。イタリア産は形も中国産と違ってノッポな細長い形で、コクも香りも一級品!松の実のスーッとする後味が絶妙でジェノヴェーゼペーストには欠かせません。たいてい100g入りなのでスーツケースのちょっとした隙間にオススメです。

ナツメグのホールもいいです!

ナツメグのホールは、日本でも買えますがイタリアのナツメグは、ナツメグ専用のおろし金付き。これがあれば、ホワイトソース作りでも肉料理、ホウレン草のラビオリ作りの際におろしたての香り豊かなナツメグを投入できます!

私はこのナツメグは、イタリア行くたびに買ってしまうので何気にこの15年、日本でナツメグを買ったことがないほどです。

写真に写っているレンズ豆は、イタリアでなくても買えますが、一度イタリアの家族に頼んだら毎回、持たされるのでいつもあるという代物。

ちなみにフィレンツェのマンマによるレンズ豆の美味しい茹で方をご紹介します。

レンズ豆とかぶるくらいの水、にんじん1/2本、セロリ1/2本をぶつ切りにしたものを鍋に入れ、火にかけます。沸騰したらとろ火にし、30分茹でて完成。

これをゆで汁ごと瓶詰めにして冷蔵庫に入れておけば、2週間保存できます。

「サーモンの付け合わせは、レンズ豆が合う!」というので我が家では温め直して付け合わせに。ミートソースのお肉を減らしてレンズ豆80%のラグーにするとこれまたブオーノ!!!です。そのままルコラやトマトと一緒にサラダにしたり、温うどん、温素麺の具材としても使っています。

そう思うと役立っていました、便利な食材なのでオーガニックなイタリア産を買うのも良いかも。

イタリア産ペペロンチーノの粉末とハーブミックススパイス

パスタ教室でもさんざん言っておりますが、ペペロンチーノの粉末もオススメ。粉末なので辛みが柔らかいイタリアのペペロンチーノは、使い勝手が良いです。

味の決め手になるイタリアのハーブミックスもついでに買っちゃうアイテム。日本でも買えますが、ニンニク、唐辛子、イタリアンパセリ、チャービル、塩のバランスが好みのものでない場合もあるので、お気に入りをイタリアで。

イタリアンハーブミックススパイスは、ひとり飯のオススメ食材。

パスタを茹でて、たっぷりのオリーブオイルとハーブミックス、パルミジャーノレッジャーノをかけるだけで最高になりまス!あまり料理を作ることのない夫が青年時代から唯一、美味しく作ってくれたパスタがこれ!というほどです。

スーパーに立ち寄る時間がったらスーツケースの隙間を埋める脇役食材。参考になれば幸いです。