イタリアのバルサミコ風小玉ねぎのオイル漬「CIPOLLINE SOTT'OLIO」

作りおき工房のレッスンで色々作っているオイル漬。

イタリア料理用語でオイル漬は、「SOTT'OLIO (ソットーリオ)」と言います。

季節ごとに様々な食材をオリーブオイルで漬け、長期保存するイタリア版漬物のような保存食です。

冷蔵庫で冷たくして食べるとより一層美味しく、食事の口直しに、ワインのお供に、お弁当の隙間に入れたりととっても便利な野菜のオイル漬は、作っておくと重宝します。

味見をするといつも、酸味が強いねとか甘味が強いねとイタリア人の夫に言われながら、だんだん出来上がっていく我が家の味を作るのも楽しみだったりします。

小玉ねぎ、ベビーオニオンとも言われる一口サイズの玉ねぎ「ペコロス」(イタリア語で「CIPOLLINE」)を使ったオイル漬を我が家では毎年作ります。今年は夫のアドバイスでバルサミコ酢入りにしたところ、教室で大好評!

ご試食いただいた小玉ねぎのオイル漬の「CIPOLLINE SOTT'OLIO」レシピを質問されることが多かったので作り方をまとめたレシピを紹介します。

レシピ材料(6人分)
ペコロス 30個
500ml
白ワインビネガー 500ml
小さじ1
オリーブオイル 適量
バルサミコ酢 適量

調理時間:約20分

イタリアのバルサミコ風小玉ねぎのオイル漬レシピ・ステップ1

ステップ ①

ペコロスの皮をナイフを使って丁寧にむく。小さい玉ねぎなのでバラバラにならないように慎重にむくのがポイント。

ステップ ②

大きめの鍋に水と白ワインビネガー、塩を入れ、沸騰させる。お好みで甘く味つけたい場合は砂糖大さじ1杯加えても良い。

イタリアのバルサミコ風小玉ねぎのオイル漬レシピ・ステップ2

ステップ ③

茹でられる分量のペコロスを入れ、約5分茹でる。茹でたらざるにあけ、続いて次の分量のペコロスを加え、茹でていく。

イタリアのバルサミコ風小玉ねぎのオイル漬レシピ・ステップ3

ステップ ④

きれいな布巾やキッチンペーパーの上にペコロスを広げ、完全に冷めるまで1〜2時間おく。

ステップ ⑤

煮沸消毒した瓶にペコロスを入れ、オリーブオイルを流し込む。オリーブオイルを流し込みながら瓶を傾け、瓶に残った空気を抜くのがポイント。

ペコロスが顔を出さない量のオリーブオイルを注いだら、仕上げにバルサミコ酢をひと回し加え、蓋をする。

イタリアのバルサミコ風小玉ねぎのオイル漬レシピ・ステップ5

ステップ ⑥

冷蔵庫や日の当たらない涼しい場所でそのまま2〜6ヶ月置いた頃が食べごろ。

ポイントはオリーブオイルとバルサミコ酢

レシピのポイントは、何より美味しいオリーブオイルとバルサミコ酢を使うこと。

美味しい素材で漬けておくかどうかで仕上がりが格段に違ってきます。

バルサミコ酢は、とろみがあって甘みの強いタイプのものを加えることで甘みを感じるオイル漬に仕上がります。もしバルサミコ酢の濃度が水っぽかったり、甘さが足りないときは、砂糖を加えて茹でてあげることでカバーできるのでお試しを。

そのまま瓶詰めし、保存した方がオリーブオイルの劣化が少なくてすむけれど、脱気したい場合は、5分だけ熱湯でガタゴト瓶ごと茹でて脱気するとさらに保存が安心。

ペコロスの皮むきが大変ですが、時間があるときに無心になれる作業なのでぜひ挑戦してみてください〜!

作りおき工房 オリーブオイル