ナポリの伝統菓子「スフォリアテッラ」とイタリアンベーカリー作りおき

ナポリの有名な伝統菓子「スフォリアテッラ」

Sfogliatella tradizionale di Napoli

ナポリを訪れた人たちが魅了されるお菓子があります。

その名も「スフォリアテッラ」。生地を何層にも重ねたという意味の貝殻の形をした焼き菓子です。

小麦粉を練り、薄く伸ばした生地には油脂を塗って何層にも重ねた生地の中にはセモリナ粉とリコッタリーズのクリームを詰めて焼き上げたスフォリアテッラ。

旅行から戻った人が美味しくて忘れられないという焼き菓子は、実はパスタマシンを使えばご家庭でも上手く作ることができます。

パスタ教室を主催する手前、たくさんあるパスタマシンを使ってパスタを伸ばすようにあの有名な焼き菓子が作れるなんて！これほどワクワクすることはありません。

このワクワク感を皆さまと共有すべく、今回は楽しみながらスフォリアテッラ作りを一人ずつ実習していただきます。詰め物もお一人ずつ作っていただきます。

スフォリアテッラはフィレンツェでもバールで食べる定番のお菓子。食べ続けてきた我が家のうるさいイタリア人家族が合格をくれた失敗しないレシピをご紹介しますのでお楽しみに。

もちもち揚げピッツァ「ピッツァ・フリッタ」

Pizza fritta napoletana

焼き菓子を作るレッスンを開催しますが、やっぱりお腹いっぱいで帰っていただきたいという思いがあります。

そこでもう一つのイタリアンベーカリーは、揚げピッツァを作ります。

ナポリといえば、ピッツァだけでなくストリートフード「ピッツァ・フリッタ」も定番です。

教室では、ボウルがあれば用意できてしまう混ぜるだけ！捏ねない揚げピッツァ用の生地を作り、その生地をお一人ずつ伸ばして成形、揚げてお召し上がりいただきます。

詰め物には、ピッツァ・マルゲリータと違い、揚げてもはねにくいリコッタチーズ、トマト、バジルを包みます。

パーティーなどフェスタ気分のときに楽しめるピッツァ・フリッタ。イタリアのベーカリーを語る上で欠かせない一品を作りましょう。

フェンネル風味のおつまみ「タラッリーニ」

Tarallini all'olio di oliva e finocchio

南イタリア、プーリア州やカンパーニア州のプレッツェルと言われる「タラッリーニ」を作ります。

おつまみに最適な小さくてほんのり塩分が効いたスナックは、王道のフェンネル風味に仕上げます。

今や南イタリアのスナック菓子ではなく、イタリア各地で見かけるほど、イタリアでも定番の小さいグリッシーニのようなお菓子です。

これをつまみ始めると止まらなくなるので小腹が空いたときには危険なおつまみとも言えますが、保存が効くので作りおきには最適です。

フェンネルだけでなく、黒胡椒やローズマリー、唐辛子などお好みの味に変えることもでき、日本ならではの山椒を混ぜても美味しいレシピをご紹介します。