ほうれん草とリコッタチーズの「ロトロ・ディ・スピナーチ」

エミリア・ロマーニャ州のロールパスタ「ロトロ」

Rotolo di pasta emiliano

エミリア・ロマーニャ州の紙で包んだロールパスタ「ロトロ・ディ・スピナーチ」を作ります。

伝統あるパスタながら、あまり知られていない面白い生パスタです。

パスタ生地をこね、伸ばした生地の上に詰め物をのせてくるくる巻き上げます。

そしてその生地を紙で包み、そのまま茹でたら完成という独特の調理法が魅力です。

持ち歩けて、そのまま茹でるだけで食べられるロールパスタは、冷めたら今度はオーブンで焼いて楽しむこともできるため、便利でワクワクする生パスタの新しい楽しみ方をご提案します。

郷土料理ならではの素朴な美味しさにはっとする味わいも自慢ですのでお楽しみに。

ほうれん草とチーズの詰め物とトマトソース

Ripieno di spinaci e ricotta

生パスタ生地でくるくるとロール状にするには美味しい詰め物が必要です。

今回はエミリア・ロマーニャ州でトルテッリと呼ばれるラヴィオリにも使われている定番の詰め物、ほうれん草とリコッタ、パルミジャーノレッジャーノチーズを合せて仕上げます。

2種類のチーズとほうれん草でロトロ・ディ・スピナーチにふさわしい茹で上げた後も冷めても美味しく食べられるよう濃厚ながらしつこくない味付けにこだわった義母の配合をご紹介します。

そのままも食べられるロトロ・ディ・スピナーチですが、さらにおいしく味わうために今回はトマトソースを作ります。

定番の中に埋もれがちな美味しい組み合わせをご紹介します。

春野菜のオイル漬「ジャルディニエーラ」

Giardiniera sott'olio

春から夏にかけて野菜がたくさん出回る季節の保存食「ジャルディニエーラ」を作ります。

ビネガーで味付けし、オイル漬にして瓶詰めしたイタリアの主婦の知恵がつまった野菜のオイル漬。

春先にはピクニックでアンティパストとして楽しめたり、夏には海の家で簡単にサラダに使ったりと大活躍します。

フィレンツェの義母は、こういう保存食レシピをたくさん持っていて今回の野菜のオイル漬も作りながら小さなコツを嫁である私に授けてくれました。

そんな義母から教わったポイントを合わせてご紹介したいと思います。

リコッタチーズとオレンジのタルト「パスティエーラ」

Torta pastiera con ricotta e arancia

今年は4月にあるイースター。

イースターの時期になるとリコッタチーズと卵を使ったタルトを作るのがフィレンツェの実家の伝統。

ナポリでは「パスティエーラ・ナポレターナ」といい、麦とリコッタチーズで作るタルトが有名ですがフィレンツェの義母のパスティエーラはもう少しシンプル。

リコッタチーズとオレンジで作ったフィレンツェの義母のレシピをご紹介します。

重すぎないチーズタルトは、朝食やふだんのおやつにもおすすめですが、今年はフィレンツェのマンマのパスティエーラでイースターを祝って頂いても楽しいかも。

その他

Varie

ご試食にはパスタ、野菜のオイル漬、デザートの他、ワイン、エスプレッソが付きます。

ご自身で作られたパスタは、紙に包んだ状態でお持ち帰り頂けます。

お持ち帰りは、パスタ4人前です。

焼かない状態でお持ち帰りのため、冷凍しておけば2週間、冷蔵なら翌日まで保存可能です。