ガルガネッリとディアボラ風チキンとポルチーニ茸のソース

エミリア・ロマーニャ州の「ガルガネッリ」

Garganelli emiliani

エミリア・ロマーニャ州の代表的な「鶏の食道」という意味のショートパスタ「ガルガネッリ」。

このパスタに魅了され、ガルガネッリ作りに必要な木製の専用器具を求めてご当地ボローニャを歩き回ってから14年が経とうとしています。

当時、町中を探し歩くと「もしあなたが見つけたら私にも連絡して。」とイタリア人に逆に頼まれるほど器具が手に入らなくて苦労したガルガネッリ用の木製器具。

卵をたっぷり使った生パスタ生地を薄く伸ばし、専用の器具でソースが絡む筋をつけて仕上げる作業がとても楽しいとイタリアでも料理好きな人の間で人気となり、嬉しいことに日本でもイタリアでも器具が手に入るようになりました。

今回のレッスンでは一人ずつ専用器具を使って、楽しく美味しいガルガネッリを一緒に作りましょう。

ディアボラ風チキンとポルチーニ茸のソース

Salsa con pollo alla diavola e funghi porcini

ガルガネッリは、お肉やポルチーニ茸など主張の強い食材によく合うパスタです。

秋から冬にかけて美味しい「ディアボラ風チキンとポルチーニ茸のソース」を作ります。

ピリッと辛味を効かせ、ジューシーに焼き上げた鶏肉と秋が来ると恋しくなるポルチーニ茸を合わせ、それぞれの素材を活かした絶妙なソースに仕上げます。

味の決め手は、それぞれの食材の火入れの仕方。手間はかかりますが、失敗せず美味しく仕上がるポイントをお伝えできればと思います。

パスタのソースとしてだけでなく、パンを添えて食べても美味しいです。ガルガネッリを楽しむのにぴったりの秋を詰め込んだソースを4人前分作り、お持ち帰りいただきます。

パルミジャーノレッジャーノチーズのローストポテト

Patate al forno al parmigiano reggiano

ガルガネッリと同郷のパルミジャーノ・レッジャーノチーズ。日本でも有名なこのチーズは、エミリア・ロマーニャ州で生産された牛乳だけを使い、18ヶ月〜5年もの長い期間をかけて熟成させたハード系チーズです。

豊かな風味とうま味が凝縮されたパルミジャーノ・レッジャーノは何にかけても美味しいのですが、じゃがいもとの相性はお墨付です。

ハーブとチーズを合わせてオーブンで焼き上げるローストポテトは、我が家ではおもてなしの時はもちろん、お酒のつまみにちょっと何かが欲しい時にもよく作ります。

チーズの旨味とコクがポテトをさらに美味しく焼き上げてくれるので冷めても美味しく、お弁当にもオススメの一品です。

レッスンでは、このパルミジャーノ・レッジャーノのローストポテトをデモンストレーションし、ご試食いただきます。

リンゴのクリーミーな「トルタ・ディ・メーラ」

Torta cremosa alle mele

秋を感じると恋しくなるりんごのお菓子。りんごはイタリアでは「Mela（メーラ）」と言い、家庭で作る素朴なお菓子の定番素材として愛されてきました。

今回はフィレンツェで有名なお菓子屋さんに教わったお店で人気のレシピでりんごのケーキをご紹介します。

タルト生地と煮ることで甘みを増したリンゴ、クリーミーな生地を3層に重ねて焼き上げた食いしん坊なイタリアらしい「トルタ・ディ・メーラ」を作ります。

冷やしても美味しく、朝食やおやつにぴったりのドルチェです。

初めて食べた時の美味しい感動とは別に、作り方も一風変わった面白いレシピですのでお楽しみに！

お持ち帰り分・その他

Per casa e varie

ご試食にはガルガネッリのパスタ、ローストポテト、りんごのケーキの他、ワインやエスプレッソが付きます。

ご自身作られたパスタは約4人前相当、ソースは袋に入れた状態で約4人前相当をお持ち帰りいただけます。